年末調整の事務処理の季節がやって来ました
画像:2019年(令和元年)の年末調整の仕方を解説! 変更点や注意点はある?|Bizpedia
11月くらいになると毎年大きな封筒が税務署から送られて来ます。個人事業とか会社をされている所には必ずやってくるこの源泉徴収の封筒。我が家にもまたこの季節がやってきました。年末になってきたなぁと思うこの頃、そして事務担当としては一大イベントがやって来ます。
今回は源泉徴収について少し説明していこうかと思います。
年末調整書類
今年の税務署から届いた書類です。
来年の給与所得者の扶養控除等(移動)申告書
今年の給与所得者の扶養控除等(移動)申告書
今年の給与所得者の配偶者控除等申告書
来年の退職所得、給与所得に対する源泉徴収簿
所得税徴収高計算書
給与支払報告書
給与支払報告書(総括表)
なんとこれは全てそろえる書類。年末調整の大変さがわかりますよね。
その他説明の資料などが入って厚さが2㎝くらいの封筒でした。
恐ろしいですね。
この、上の4つに関しては提出の必要はないとありますが、会社として必ずそろえて保管していないといけない書類でもあります。
後の3つは実際役所等に提出しないといけない書類ですね。
源泉徴収とは
給料をもらっている方はよく見ることがある源泉徴収票。会社から年末にもらうやつですね。給料を月々もらうときに毎月会社側からいくらか引かれてますよね。それの総額を表すのが源泉徴収票です。そもそも、所得税を一括で払うことがないように源泉徴収というのがあるんですよね。逆に給料をもらわず、個人で事業をされている個人事業主などは所得税を確定申告をして所得税を一括で払うのです。
源泉徴収の税額
源泉徴収の税額というのは月に8万8000円以上給料をもらう人には必ずかかってきます。金額によって細かく税額は変わってきます。
金額の詳細は↓にのせておきます。(源泉徴収税額表)
https://www.nta.go.jp/publication/pamph/gensen/zeigakuhyo2018/data/01-07.pdf
毎年税率がかわってきたりするのでチェックはしていた方がよいかと思います。
源泉徴収計算方法
源泉徴収税額表から、社会保険料等の控除後の金額で扶養人数がわかるとすぐに税額がわかります。ですが、会社にきちんと扶養の人数を知らせる書類を提出している方に限りますのできちんと提出しましょうね。
源泉徴収票の書き方
画像:転職時に必要な源泉徴収票とは?なぜ必要? |転職ならdoda(デューダ)
これが、去年から私も行った作業だったのですが、なかなか苦戦しました。源泉徴収の書き方というのは毎年の社会保険料とか年末に書くあの扶養の有無、生命保険の控除の紙ありますよね。それを書いて、その数字を当てはめていく作業です。去年は控除金額と実際に書く数字が違ってしまって大慌てしたのを覚えています。
事業所に送られてくる給与支払報告書という4枚つづりの複写になった用紙の下の2枚が源泉徴収票になります。
市区町村に提出用の支払報告書から税務署に提出用の源泉徴収票もありますので間違わないようにしないといけません。
特に注意した方がいいと思ったのは、
給与所得控除後の金額には65万円を引いた金額。
給与控除後の合計額には個人の控除である基礎控除の分を入れた金額。
生命保険料の控除額は、1円未満は繰り上げした金額。
ということでしょうか。だんだんこんがらがって間違った金額を書いてしまうことがあるかもしれません。もし、失敗しても、きちん役所の方が確認されて連絡してくれます。でも、できれば失敗はしたくないものですね。
そして、これも重要です。提出期限を忘れないようにしましょう。
まとめ
さてさて、全く私の事務処理は進んでいないのですが、また今年もドキドキです。
なるだけ間違えないように処理していきたいですね。
支払報告書は市役所へ。源泉徴収票は税務署へ。取り合えず、期限内に間に合うように頑張りたいと思います。
これが終わったら一安心する前に、確定申告の準備がありますね。
あの山のような領収書を見るとうんざりします。
事務担当のみなさんがんばりましょう!